富山県経営者協会は1947年(昭和22年)に県内経済界の要望で労働問題を主管する団体として設立され、2012年には一般社団法人に移行し、設立以来77年となります。
この間、多くの方々のご尽力により、2024年4月1日現在の会員数は456社を数え、富山県を代表する経済団体の一つです。また、全国的に見ても人口や経済規模に比して会員数も多く、活動も活発な協会であると思っています。
当協会は、長年「企業と人」にフォーカスを当て、様々な経営課題に取り組むとともに、経営者相互の啓発と情報交換の場として広く活用されてまいりました。
グローバル化、人口減少、少子高齢化、人材不足や人材の多様化などが現実となる中、「富山経協は、創造的で活力のある企業経営の実現をめざし、地域社会の発展に貢献します。」を基本理念に、協会活動を続けています。
また、上記の基本理念のもと、労使問題への対応という組織の成り立ちを踏まえながら「ヒト・モノ・カネ・情報」とされる経営資源のうち、特にヒトについて取り組みを行なってきており、近年は、経営環境の変化、トレンドを踏まえ、年度ごとの活動テーマを設定し定時総会や会員懇談会における講演会等を通じて会員企業への情報提供を行なっています。
富山県経営者協会は、これまで以上に会員の皆さまの期待に応えるべく、2024年度は協会活動テーマを、『人的資本経営による企業価値向上』とし研究・情報発信を行ってまいりますので、関係各位のより一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
2024年5月 一般社団法人富山県経営者協会 会長 山下 清胤
< 三協立山株式会社 相談役 >